あなたにはこんなことはありませんか?
ちょっとしたことでもくよくよと悩んでしまい、それだけで時間が過ぎてしまう。その思いを振り切ろうとしてもなかなか振り切れない、、、。
こういった場合は、自己肯定感が低くなっているのかもしれません。
そもそも自己肯定感とはどういうものなのでしょうか?
自己肯定感が低い場合、それを高める方法などについてもお伝えして行きます。
自己肯定感とは?
自己肯定感とは、「ありのままの自分を受容する事」「弱い自分も知り、そこも含めて自分は素晴らしい」と肯定する考え方のことを言います。
日本では海外に比べ、自己肯定感の低い人が多いと言われています。
子供の頃、他の子と成績や運動能力などを比べられ、優劣をつけられることが日常でした。
学校教育では、勉強や運動の方法は教わりますが、思うようにできないときの思考法までは教わってこなかったからですね。
そもそも「劣る」という感覚もいつの間にか植え付けられた主観にすぎません。
劣等感を感じやすくなれば、当然、自己肯定感も低くなります。
自己肯定感が低い人の特徴
人と比べる
自己肯定感が低くなる一番の原因は「人と比べる」ことにあります。
生きて行く上で人間関係は切っても切り離せないもので、私たちは日々色んな人に囲まれながら生活をしています。
「あの人はあんなにできるのにどうして私は出来ないんだろう」
ついつい人と比べては、出来ない自分に劣等感を感じてしまったことは誰しも一度は経験しているかもしれませんね。
何事においてもネガティブで否定的
起こった出来事に対して、否定的に考える思考の人は自己肯定感が低い傾向にあることがわかっています。
「そんなことないよ」と他人がなだめても聞く耳を持ちません。自己嫌悪感が強く、自分に自信がないため、対人関係でも消極的になりがちです。
承認欲求が強い
自己肯定感が低く、自分に自信がない人ほど人から認められたいという承認欲求が強いと言われています。
それが強すぎると他人に依存し、自分の思うような反応が返ってこないと「やってもらえない」と相手を責めやすくなります。
これを他責マインドとも言います。
意欲が低い
自己嫌悪感が強く、自分に自信のない人ほど、新しいことに挑戦する意欲が低いと言われています。
「自分は失敗する」というイメージがつきやすくなっているからですね。
「自分にはできない」と諦めの気持ちが先に立ち、意欲的に取り組むことが難しくなります。
生活習慣が乱れている
自己肯定感が低い人ほど、休みの日はいつまでもゴロゴロしていたり、健康に害のある食べ物を暴飲暴食していたり、生活習慣が乱れている可能性が高いです。
こうした生活習慣の乱れから、自己肯定感が低くなり、意欲も低下すると考えられています。
自己肯定感を高める方法
では自己肯定感を高めるにはどうしたらいいのでしょうか?
高める方法はないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
以下のことを意識すると、徐々に自己肯定感が高まってくる感覚がわかると思います。
ありのままの自分を受け入れる
生きていれば色んな事がありますね。
ネガティブ思考がだめだとわかっていてもついつい悪い方に考えてしまうことは誰にでもあることです。
大切なのはその思いに蓋をせず、まず受け入れ、そんな風に考えてしまう弱い自分でも大丈夫だよと受け入れてあげましょう。
言い換えると、「こんなことでこんな風に感じるんだ」と自分の気持ちを客観的に知るということです。
客観的に自分を知ることができたら、そのネガティブな感情を一旦ストップし、延々と使い続けないように意識します。
目の前の出来事や自分に対して良し悪しで判断するのではなく、まずはありのままの自分を受け入れること。
こうすることで自己肯定感を上げて行くスタートラインに立てると思います。
小さな成功体験を積み重ねる
自己肯定感を高めるには、小さな成功体験を積み重ねていくことが大切です。
どんな些細な事でも、成功体験を積み重ねることで少しずつ自信がつき、自己肯定感を高めることができると考えられています。
特別なことをする必要はありません。
「朝30分早く起きてお弁当を作った」
「通勤電車ではゲームではなく本を読んだ」
「ありがとうと笑顔で言う事ができた」
「コンビニに寄らずに真っすぐ帰って来ることができた」
といったように日常の些細なことから少しずつ意識して取り組んでみると良いでしょう。
小さなステップを少しずつ達成していくことで、意欲も徐々に高まってきます。
これをスモールステップと言います。
これを体験することで、自分には到底難しそうに思えることであっても、目標を細分化し、1ステップずつ積み重ねて行く方法であれば、達成率が高くなります。
成功している人と積極的に話す
消極的にならず、ぜひ積極的に成功者と話してみるといいです。
知らなかったことが目の前に広がる感覚がわかると思います。
「成功している人は自分とは違う特別な存在」
という先入観があるかもしれませんが、案外成功している人も同じように過去に様々な辛い経験をされている人が本当に多いです。
その乗り越え方や物事の考え方を、実体験として持っている人が多いので、あなたの気持ちに寄り添い、より良いアドバイスをしてくれると思います。
付き合う人や、話をする人、環境を変えることで、自己肯定感は徐々に高まっていきます。
扉を閉ざさず、ぜひ一歩踏み出してほしいと思います。
まとめ
自己肯定感の低い人は、なぜ自分が上手くいかないかその理由がわからずに、悶々としている人が多いでしょう。
まず大切なことは
「ありのままの自分を受け入れる事」
決して自分の思いに蓋をせず、まずは自分の現状を知ることから始まります。
弱い自分も受け入れ「大丈夫だよ」と言ってあげましょう。
出来ない日があっても自分を良し悪しで判断せず、「次の日またトライしよう」ただそれだけで大丈夫です。
スモールステップで徐々に意欲が高まる感覚がわかったら、是非成功している人と積極的に話してみましょう。
今あなたの目には輝かしく映る成功者も、見えないところで様々な葛藤、失敗、挫折、悩みを経験していることがほとんどです。
それを学びや気づきとし、改善を行ってきたからこそ今があります。
あなたの眼前にも、これまで想像できなかった未来が見えて来るはずです。