人生には「失敗」がつきものです。
いくら失敗することを避けたい、1ミリも失敗をしたくないと願ったところで、一生のうちに一度も失敗をしない人なんてまずいないでしょう。
ですので失敗を恐れないことです。
この失敗をどう捉えるかで、本当に人生が変わります。
失敗は怖くない
エジソンの名言の中に私が大好きな言葉があります。
「私は失敗したことがない。ただ1万通りの上手くいかない方法を見つけただけだ」
私はこの言葉を初めて知った時は既に大人になっていましたが、胸に突き刺さる思いでした。
数々の上手く行かない方法を見つけ、諦めずにトライ&エラーを繰り返したからこそエジソンは大発明を遂げ、私たちの暮らしに豊かさをもたらしました。
逆に言うと、
成功するまで諦めない
諦めなければいつかは成功できる
ということです。
そもそも「失敗」とはどういった状況のことを指すのでしょうか?
失敗とは「やり方や情勢が悪かったことで本来の目的が達せられないこと」を指します。
「こうなればいいのにな」
と願うことがあって、そこに向かって取り組んできたものの、自分が願う状況にはならなかったということですね。
それにしても人というのは失敗を恐れすぎているような気がします。
たった一度失敗したくらいで「自分はダメだ」なんて言う人もいますが本当にそうでしょうか?
失敗することってそんなに格好の悪いことでしょうか?
失敗をするってそんなに怖いことでしょうか?
よく考えてみれば目標に向かって何か取り組んだわけですから、目標に達しなかったとしてもそれに向かって1歩進んだことは間違いありません。
少なくとも、エジソンの名言通り、
「上手くいかない方法をひとつ見つけた」
と言えるでしょう。
答えはシンプル。
次は別の方法を試せば良いだけです。
努力の方向性が大事
よく「努力すれば夢が叶う」と言います。
目標を達成するためにはもちろん努力が必要です。
ただ、やり方が間違っていたり、相手がいるのに自分本位だったり、努力の方向性を間違えていると永遠に達成できないとも言えます。
わかりやすく言うと、
料理が上手になりたいのに裁縫の練習をする
プロのサッカー選手になりたいのに野球のやり方を学ぶ
こんな状況に陥っているときは全く別の方向に努力のベクトルが向いているということです。
目標を達成するには的を射た努力をしていく必要があります。
「努力が足りなかった」
という言葉もよく耳にしますが、
「失敗=努力や能力が足りない」とは必ずしも言えないということですね。
努力は経験であり、経験は人生の糧
いずれにせよ、努力した経験は決して無駄にはなりません。
目標に向かって行動したということは、何かしらの努力をしたということです。
目標を掲げ、それに向かって取り組む努力をし、行動し続けたということは自分ならではの経験を得たということです。
自分だけの経験は、誰にも盗まれることのない財産です。
経験は人生の糧となります。
失敗を恐れ何も動かずにいると、悪くなることはあっても成長することはありません。
失敗のないところに成長もなければ成功もありません。
リスクを避け続けていては永遠に成功は訪れません。
失敗を恐れず、失敗を重ねることで、人というのはそれが経験となり、より良い方法を考えて次の行動に移せるようになります。
それは確実に、成功に向かって歩んでいると言えるでしょう。
数々の失敗が今につながっている
これまで色んな方の人生に触れてきましたが、まず失敗のない人生を送ってきている人はいないと言えます。
成功者ほど
「そんなに大変な経験をしているなんて全然わからなかった」
と感じさせる人が多いものです。
成功者や目標を達成した人が晴れ晴れとした表情で語るのは、
「今思えばあの失敗があったからこそ私は目標を達成できた」
ということです。
失敗を繰り返す渦中にいるときはわからなくても、振り返ったときに失敗が役立っていることに気づくことが多いようです。
より良い人生を送るためには、むしろ失敗はたくさん経験した方が良いということになりますね。
きっとあなたも、失敗してもそれは必要な経験と捉えて行動し続ければ、いつかは「点と点がつながる日」がやってくるでしょう。